実働時間・勤務時間とは?意味の違いや計算方法、管理のポイントを解説
企業で働くうえでよく耳にする「実働時間」と「勤務時間」。似ているようで実は意味や範囲が異なります。正しく理解していないと、勤怠管理や残業代の計算に誤りが生じる可能性も。
本記事では、実働時間・勤務時間の違い、計算方法、勤怠管理の注意点をわかりやすく解説し、効率的な管理方法についてもご紹介します。
実働時間
実働時間とは、社員が実際に業務を行っていた時間のことを指します。つまり、休憩時間を除いた「働いていた時間」です。
例:
・9:00〜18:00勤務(休憩1時間)の場合
⇒ 実働時間は 8時間
ポイント:
・昼休憩や私用の中抜けは実働時間に含まれません
・残業時間は、所定労働時間を超えた実働時間として扱われます
勤務時間
一方、勤務時間は出勤から退勤までの総拘束時間を指します。これは、労働者が会社に拘束されている時間すべてを含みます。
例:
・9:00〜18:00勤務(休憩1時間)の場合
⇒ 勤務時間は 9時間
ポイント:
・勤務時間には休憩時間が含まれます
・勤務時間=拘束時間として考えるのが一般的
実働時間と勤務時間の違いを表で確認
内容 | 実働時間 | 勤務時間 |
意味 | 実際に働いた時間 | 出勤から退勤までの時間 |
休憩時間 | 含まない | 含む |
残業時間 | 所定時間超の実働分 | 勤務時間により管理 |
実働時間と勤務時間の計算方法
勤務時間の計算:
勤務時間 = 出勤時刻 〜 退勤時刻までの時間(休憩含む)
実働時間の計算:
実働時間 = 勤務時間 - 休憩時間
勤怠管理の課題と重要性
企業にとって、実働時間・勤務時間を正しく管理することは、以下の点で非常に重要です。
・労働基準法の遵守
・残業代の適切な支払い
・従業員の働きすぎ防止
・生産性の把握と向上
しかし、手動での勤怠管理やタイムカードの集計ミスなど、従来の管理方法では正確な記録が難しく、法令違反につながるリスクもあります。
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ODINの特長:
・GPS打刻で外出先でも正確な記録
・シフトや休憩時間も自動で集計
・勤務実績をリアルタイムで可視化
・労働時間の超過や残業警告機能でコンプライアンス強化
働き方改革や労基法対応にも最適なツールとして、幅広い業界で導入が進んでいます。
まとめ
項目 | ポイント |
実働時間 | 実際に業務を行っていた時間(休憩は含まない) |
勤務時間 | 出退勤の間の総拘束時間(休憩を含む) |
管理の重要性 | 正確な勤怠管理で法令遵守・コスト削減 |
解決策 | クラウド勤怠管理ツール「ODIN」の活用 |
実働時間・勤務時間の正しい理解と管理は、企業と従業員の信頼関係を築く基盤となります。もし、現在の勤怠管理に課題を感じているなら、「ODIN」での改善をぜひご検討ください。