【運送業・パソコンのキッティング】
Excelファイルで行き先のリストさえ作成すれば、配車計画を自動で作成できるので、配送の見積のためにルートを考える時間に3日かかっていたのが、半日に短縮しました。また、ドライバー側は、各行先の住所や納品物が載った運行指示書を印刷できるので、すぐ納品先の情報を確認できるようになりました。
実際にODINを利用している物流事業本部 事業推進部 部長の窪田 功 様にお話しを伺いました。
事業内容
パソコンのキッティングとその配送、複合機の配送、サプライ品の配送など、様々な配送業務を行っています。
配送によって使っている車両は異なりますが、主に2t車、1t車、軽車両を使っています。
導入の背景
まず、動態管理システムで日報のデジタル化を行い、位置情報データを保管しておきたかったです。万が一の事故でも、荷物を運んでいた状態で事故をしたのかなどの状況把握と証拠が残るからです。
それに加えて、配送計画で配車の時間短縮ができると思いました。
点呼中の写真
ドライバーも管理者も時間削減できています
ドライバーの負担削減(日に30分程度削減)
今まで:配送先の情報を確認する際に、ドライバーは何枚もある伝票を見ていました。配送によっては50~60件の配送先があるので、効率が悪く、1件2,3分かかる作業になります。
ODIN導入後:ODINで配送計画を作成すると運行指示書を印刷できるので、それをドライバーに渡しています。それで行き先の住所や届ける荷物が分かるので時間短縮できています。また、ナビアプリと連携できるので、ドライバーが住所を入力するなどの手間を削減することができました。
管理者としても、荷主さんに対して事前(前日夕刻まで)に配送情報をいただけないか交渉できるようになりました。事前にもらうことにより配送計画が組めて、ドライバーへ的確な運行指示ができるようなりました。
また、とある荷主さんに対しても時間増等の価格交渉ができるようになりました。
配送の見積作成(2日以上削減)
当社グループ会社の営業から、○○箇所を○○日までに配送する見積を依頼されることが多くあります。
例:180箇所をトラック3台で6日かけて回るなど。
その見積作成の時間が短縮しました。
今まで:依頼された行き先を一つ一つGoogle mapに反映させ、配送先のピンの色を変えることでコース分けしていました。また、回る順番も考えないといけなかったので、件数によっては3営業日ほどかかっていました。計画作成は私しか対応できない仕事で、属人化していました。
ODIN導入後:営業が入手してきた配送先リストをExcelファイルで作成し、ODINに取り込むことでルートや必要車両数を算出してくれるので、見積を作成する時間が50%削減できました。
ドライバーの動態管理をできるようになりました。
今まで「ドライバーが車庫を出発してから帰庫するまでどのルートを走っているか」や「どのくらい件数や物量等配送しているか」が把握出来ていなかったが、ODIN導入後、事前に配送計画が作成出来ることにより、その日の件数や物量が把握できています。また、リアルタイムな位置情報を見ることによって戻り時間等がを把握できるようになりました。
移動履歴を見ることでドライバーが待機なのか休憩なのかも把握できるようになりました。
今後
- Excelファイルさえ作れば誰でもルートが作れるので、私しか計画を組めない状況を解消できると考えています。
- アプリの日報機能を活用してくれるドライバーがまちまちなので、ODINの日報がまだフル活用できていないです。そこも活用できたらと思います。
- 弊社が入っている組合の他の運送会社さんにODINを広める予定です。