ガソリン代の推移 過去5年間で最高水準に
ガソリン代が高騰しています。
e燃費さんによると
e燃費 最近5年の軽油価格<https://e-nenpi.com/gs/price_graph/6/3/0/>
軽油の価格は現在133円程度で、過去5年間で最高の水準に達しています。
2020年は93円だったので、およそ1.4倍にもなっているのですね。
ガソリン代の高騰はいろいろなところに影響を及ぼしていますが、特に車を使う仕事、配送業・運送業はこの影響を受けています。
全日本トラック協会によると、燃料の価格が1円上がると、トラック業界全体で約150億円の負担が増えるとされています。それが2020年から40円価格が上がっているので、業界への負担は凄まじいものです。
現に、燃料費の高止まりの影響で倒産する会社が増えてきています。
帝国データバンクによると、トラック運送の会社の倒産が前年より8社増え、57.1%増となっています。
全日本トラック協会<https://jta.or.jp/lp/surcharge2022/>
東京データバンク 倒産集計<https://www.tdb.co.jp/tosan/syukei/2207.html>
負担をできるだけ少なくするため、プロの整備士にガソリン代の削減方法を聞いてみました。
是非実行し、費用削減に取り組んでみてください。
整備士に聞いたガソリン代削減方法
通常の車の場合
・タイヤの空気圧を上げる
→タイヤが大きくなるので、1旋回で走る距離が延びる為、多少燃料を抑えられる。
※トラックの場合、入れすぎるとバーストする可能性があるので注意!
・エンジンオイルを頻繁に変える
→エンジンを動かすための潤滑油。ガソリンを燃焼する事によって、汚れが内部に蓄積されていく。潤滑油が古くなっていると、その分エンジンの調子や燃費効率に影響を与えるため。
・燃料添加剤
→エンジン内部の汚れを落とし、本来の燃費を取り戻す。
トラックの場合
・ディーゼル車は走り始めにアクセルをあまり踏まない。
→ディーゼルトラック車の走り始めは、非常に大きい動力を要する。アクセルを一気に踏むとその分大量の動力を要するため、本来であれば、始動し始めは、ゆっくりした方が良い。
・高速道路を使う。
→トラックに限らずですが、一定速度で走った方が走れる距離が大きくなります。速度の変動が少ない高速道路の場合、停車・発進を繰り返さないので、走り始めにかかる負担が少ないです。
・ブレーキをゆっくりかける / エンジンブレーキを多用する。
→フットブレーキは踏むまで、燃料が出続けている(油圧式のため)。エンジンブレーキは、燃料を消費せず、減速してくれるため。
・エアコンをアクセル踏んでない時だけONにする。
→これは、アクセルを踏んでいると、その分燃料を使ってしまいます。アクセルを踏んでいない時は燃料を使わずに「A/C」が機能します。
エアコンのON/OFFなどは、ドライバーさんの個人の好みにもよるので、強制しづらいところです。
抜本的にガソリン代を減らすには、「そもそも走行距離をなるべく減らす」ことが必要です。
ODINの機能でどうガソリン代削減が見込めるか
走行距離削減
走行距離を減らすことで、もちろんガソリン代の削減をすることができます。
ODINでは、配送先のリストを入力することで、システムが自動的に最短経路のルートを計算してくれます。
最短経路での配送計画を作ることにより、走行距離をできるだけ最小限にとどめ、燃料の消費量を抑えることが可能です。
現に、ある企業様がガソリン代を年間で49万円削減できたという声を聞いています。詳しくはこちら
総走行距離の管理
走行距離を記録し、ドライバーさんに提示することで、走行距離の短縮をドライバーさんに意識付けることができます。
ODINでは日報統計の機能で、月単位で各ドライバーがどれだけ走行したかが自動で出力され、確認することができます。全てのドライバーの合計走行距離も出るので、各月ごとで走行距離を比べることが可能です。どれだけ走行距離が減り、燃料代が削減できているかの指標になります。
給油量の管理
燃費の悪い車などを探しやすくするために毎日の給油量を計測し、記録を付ける必要があります。
ODINでは日報の機能で、給油量を入力する項目と走行距離が出力される項目があります。日報はCSVで出力可能なので、移動距離に対して、どれくらい給油したかを管理することが可能です。
上記を管理することでとれる対応
① 燃費の悪い車を選出し、点検。
② 燃費を悪くしているドライバーの分析・指導。
③ 走行距離に対する給油量の分析。
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