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ドライバーの日報統計機能を使ってコスト削減利益アップをする方法

By 2021年12月22日6月 1st, 2022No Comments

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内容

配送業のコスト削減・利益アップを追求するODIN リアルタイム配送システムですが、11月26日に発表した、『ドライバー日報統計画面』という機能を使って、実際にどのようにコスト削減・利益アップができるのか?というご紹介をします。 

プレスリリース:https://delivery-system.com/press-release/2021/11/26/driver-analytics/ 

物流KPIを分析することがコスト削減・利益アップのために必要、とよく言われていますただ、KPIなどと言い出すと「KPIについて知らない」「敷居が高いな」と感じられる方もいらっしゃるでしょう。そのため下記ではKPIの難しい話などは一切ありません。この機能を使って、結果的にどのようにコスト削減・利益アップをしていくかという方法です。最終的にKPIを使っていますが、どなたでもわかるような話になっています。 

それでは、早速やっていきましょう。 

日報統計を見て、どのドライバーさんがどの作業に何時間かかっているか見る 

まず、『ドライバー日報統計画面』を開きます。見る方法ですが、次の通りです。 

  1. 管理画面を開き、画面上部の「記録」から「記録一覧」を開く。 
  2. 画面上部の「日報統計」をクリック。ちょっと地味ですが、下記の赤丸の部分をクリックします。

ドライバーの日報統計機能を使ってコスト削減利益アップをする方法

すると全員の日報データを、作業状況でまとめた表が表示されます。 

ドライバーの日報統計機能を使ってコスト削減利益アップをする方法

Excelで納品時間比率を出す

この表を見るだけだと、ちょっと解析というには物足りないので、Excelを使っていきます。
この画面の表の部分をコピーしてください。そして、下記のようにExcelに貼り付けます。 

ドライバーの日報統計機能を使ってコスト削減利益アップをする方法

ここからドライバーさんの納品割合、待機割合を計算します。納品割合というのは、ドライバーさんの全稼働時間に対する「納品」にかかった時間の割合のことです。待機割合も同じです。 

ドライバーの日報統計機能を使ってコスト削減利益アップをする方法 

上記のように、納品割合という列を作成して、「納品」のDの行のデータを「合計」のBの行で割ります。式を入力したいところに「=D2/B2」と入れます。今回の場合G2のセルです。そのあと、そのセルを下にコピーします。
すると、坂井さんは74%、山田さんは56%…というように納品という作業の割合が算出できます。坂井さんだけ納品作業の割合が多いという現状が把握できます。ドライバーさんの人数が多い場合は、ここでソートを行ってもいいでしょう。)
また、待機割合というのも同じように計算します。高田さんだけ待機時間の割合が多いなということがわかります。 

どこで納品時間比率が多くなっているのか調べる 

ここでは、坂井さんの納品時間について調べてみます。一体、坂井さんはどこで納品時間が多くかかっているのでしょうか? 
ODIN リアルタイム配送システムには日報を管理する仕組みがあります。次の手順で、坂井さんの日報を見ます。 

  1. 上部のメニュー 「記録」→「記録一覧」をクリック 
  2. 坂井裕太 と書いてある右にある「日報」をクリック 

 すると、日報のデータがずらっと並んでいます。データが多いと、ここから「納品」だけを目で見て選ぶのは大変です。ODINではこの中から、「納品の記録だけを取り出すことができます。
日報の画面の、下記の赤丸の部分をクリックして、「納品」にしてから、右の「表示」をクリックします。 

ドライバーの日報統計機能を使ってコスト削減利益アップをする方法

すると、納品にかかった時間、どの納品先で作業をしていたのかがわかります。 

納品時間が長い納品先がわかったので、アクションを取る 

ドライバーの日報統計機能を使ってコスト削減利益アップをする方法

たとえば、上記の日は、OC工場というところで納品を2時間以上していたようです。ほかの日の作業日報も見てみたところ、OC工場では常に作業が2時間近くかかっていることがわかりました。この会社ではOC工場の納品作業の作業代金をもらっていないので、荷主さんにこの情報を見せて納品作業代金ももらえないか、交渉してみるのがよいかもしれません。あるいは、OC工場の仕事はなるべく受けないなどのアクションも考えられるでしょう。 

このように、どの納品先での作業時間がどれぐらいということが記録に残りますので、荷主さんに交渉するなり、この荷主さんの仕事は効率が悪いので少なくしよう、などいろいろな対策をとることができます。 

 参考になりましたでしょうか?
ODIN リアルタイム配送システムでは、スマホをドライバーさんが持って配送に行くだけで、自動的にデータを取得するので、手間は必要ありません。(※)
それで、ドライバーさんの稼働時間の内訳の分析や、納品先の分析ができます 

「待機時間」「休憩時間」などをより詳細に取得したい場合は、ドライバーさんのスマホアプリ操作が必要です。 

システム導入のコストパフォーマンスを考える 

この機能は、ODIN リアルタイム配送システムの全プランについています。ODIN 動態管理は月額1ドライバー1,200円です。 

例えば、上記のOC工場に交渉して、作業時間の作業代金を毎回2時間につき5,000円作業代金がもらえることになったとします。OC工場には月に4回配送に行っていたとすると月あたり
5,000円×4 = 20,000円
の収入アップになります。 

1か月あたり
20,000円- 1,200(ODINのライセンス代金)=18,800
のプラスが出る計算になります。 

年間で
18,800円×12=225,600円 
の収入の差になります。 

実際のところ、かかる経費はODINのライセンスだけではなく、通信費+スマホの代金などもありますが、とはいえODINを使わなくてもドライバーさんへ携帯電話を支給している会社さんも多いと思いますので、ここではそのコストは割愛させていただきました。 

ご興味を持たれましたら、ぜひお問い合わせください。
お問い合わせはこちらからどうぞ。 

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