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お客様の声

ドライバーの働きやすさを考えて導入:運送会社

By 2024年9月18日No Comments

株式会社SKL 代表取締役社長 松永営業部 主任 齊藤営業部 副主任 藤田にお話を伺いました。 

業務内容

元は柴田屋グループの物流部門でしたが、2021年9月に分離し、株式会社SKLを設立しました。SKLは柴田屋の「S」、感動の「K」、ロジスティクスの「L」の頭文字になります。ですので、ドライバーもセールスドライバーとして働き、お客様に「感動」をお届けすることを目標に働いています。 

配送の9割は柴田屋グループのお酒の配送を行っています。配送先は飲食店がメインで、温度管理の配送を得意としています。 

車両:37台

【現場からの声でシステムを導入した】

物量と人がどんどん増えてきて、管理が大変になったのでシステムを検討することになりまいた。具体的には、下記の問題を解決したいと考えていました。

・お酒が好きな人が多く、社風的にも従業員同士で飲みに行くことが多いです。その中で、「だれだれさんの配車は平等でない」「自分が楽できるような配車になっている」などの不満を抱くドライバーがいました。

・管理側は、ドライバーが出発してからはどう配送しているかが分からなかったです。夕方にドライバーが帰ってきても、それが妥当な時間かは評価できませんでした。また、噂レベルで「だれだれさんがどこかで休んでた」などの声もありました。

・同じルートを回っているはずなのにドライバーによっては4時間くらいの差があって理由が見えていなかったです。

・2024年問題があり、日報の作成/管理が大変でした。

代表取締役社長 松永 様

導入の決め手

・資料請求サイトで一括請求したが、一番最初に連絡が来て、すぐ打合せることになりました。

・以前も位置情報システムを検討し、打ち合わせなどもしたことがありましたが、マップが見づらい印象でした。ただ、ODINは画面が見やすかったので他の機能も聞いてみようと思いました。

・システムのお試しをする中で、現場の操作もシンプルで、現場が使ってくれると思いました。今まで使い勝手が悪くて失敗した経験もあったので、使い勝手は重視しています。

・2024年問題もあって、自動日報機能で現場の負担を下げられると思いました。この機能だけで費用対効果がトントンだったので、グループの社長にも提案しやすかったです。

・コスト的にもよかったです。

実際の利用シーン

基幹システムとODINをCSV連携できるようにカスタマイズしました。ですので、ドライバーは毎日の行き先を基幹システムから出力し、ODINに反映させています。その後に積み込み作業を行い、出発します。

出発した後は基本的にODINアプリを操作せずに自動で行き先の到着時間を検知しています。

ODIN導入によるメリット

位置情報

人の手人の目では管理しきれない部分が管理できるようになった

ドライバーが出発してからどこを回っているかを管理できるようになりました。ドライバーに連絡しなくても、どこの配送先まで回れているか、誰が合流してヘルプに行っているかなどが把握できています。

また、本社からケースの回収や追加注文の連絡が来た際に、すぐに状況をみて回答できるようになりました。

ドライバーの抑制ができている

全ドライバーの位置情報を表示したモニターを社長の後ろに置いているので、ドライバーは管理されていることを意識するようになりました。

○○ハラスメントを気にしなければいけない時代ですが、こういうシステムを導入することで何も言わなくてもサボりの抑制が出来ています。

導入してからは、帰り時間がおかしいドライバーがいなくなりました。

新人ドライバーやアルバイトのドライバーも注意して見れています。

採用の際に運送会社の悪いイメージを払拭

会社自体も年間休日が120日と、運送会社の中では休みが多い会社です。
残業時間は月45時間以下に抑えるように努力をしています。

働き方に関しても、セールスドライバーとしてお客さんと関係を深めて、一緒に飲みに行くまで仲良くなったりするので、働き甲斐があると思います。

紙の日報からデジタルの日報にすることができた

ドライバーはスマホを持っているだけで何時にどこに着いたかを記録してくれるので、紙に回った時間を書く必要が無くなりました。

また、紙で管理していた日常点検の項目も、スマホで管理出来ています。

日報の作成時間が毎日5分かかっていたのが、1分で出来ています。

ドライバー同士の配送のサポートに役に立っている

配送は3ルート1グループなどで分けていて、各グループにグループリーダーを配置しています。毎日お互いの物量などは把握しているので、物量が少ないドライバーは多いドライバーの手伝いをすることがあります。また、仕事後にドライバー同士飲みに行くこともあるので、同じ時間に上がれるようにサポートする時もあるみたいです。その際、以前までは電話などのやり取りで情報共有していましたが、今はスマホアプリから位置情報などが確認できるので、サポートに役立っています。

配送計画

システムがルートを計算することで、効率的かつフェアな配車が出来るようになりました。人の手で考えるより、システムに考えさせるとフェアになるので、ドライバーの説得ができています。

苦痛だったルート計算が一瞬で終わる

基本的にはルート配送ですが、荷物の配送し忘れや、急な依頼があった際は緊急便で配送しています。緊急便は毎日違う行き先で、場所もバラバラなので、以前は経験と勘を元にルートを作成していて苦痛でした。

ODINを使うとすぐに最適ルートを計算してくれるので、作業が一瞬で終わります。

また、緊急便はアルバイトの方に行ってもらっていますが、スマホアプリでナビができたり、位置情報管理ができるので安心して配送を任せられます。

今後の運用

3ルートが1グループで配送を行っているので、毎日の注文数によってそのルートを均等化するように配送計画を計算したいと考えています。今は件数や物量がバラバラだったとしてもそのまま配送に出ています。 

・拠点が複数あるので、どの拠点から出発したら最適かをシミュレーションするのに活用したいです。