ブログ

物流のTMS(輸配送管理システム)の導入費用、導入で失敗しやすいポイントをご紹介。現場の反対にあったらどうする?

By 2026年1月13日No Comments
ホーム » ブログ » 物流のTMS(輸配送管理システム)の導入費用、導入で失敗しやすいポイントをご紹介。現場の反対にあったらどうする?

この記事の対象者

物流のTMSの導入をご検討中の法人の担当者さん

内容

物流のTMSの相場感、導入でつまづきやすいポイントを説明しています。

筆者

12年以上配送業界でTMSの導入を行ってきたコンサルタント兼プログラマーです。

物流のTMSとは

TMSと物流業界で言う場合、 Transportation Management System(トランスポーテーション・マネジメント・システム) の略で、日本語では一般的に 運送管理システム と呼ばれます。
物流業務の中でも「配送計画」「配車」「運行管理」「実績管理」など、荷物を積んで、出発するまでの一連の流れを管理するシステムの総称です。

近年はドライバー不足、人件費高騰など、物流業界の課題が深刻化しています。

一時期は大きな会社だけがこういった大規模なシステムを使うというイメージがありましたが、スマホの普及などで価格的に手ごろな製品も出回り、中小規模の会社でもTMSを導入する会社さんも増えています。

TMSイメージ図

TMSでできる主なこと

機能カテゴリ 内容例
配車計画 車両やドライバーの割当、効率的な配送ルート作成
運行管理 リアルタイム位置情報、遅延検知、状況共有
荷物管理 積載量計算、納品先情報、品目・温度帯管理
実績・請求管理 運行実績の記録、費用計算、請求書発行
コミュニケーション支援 ドライバーとの連絡、ステータス報告の自動化
分析・改善 配送コスト、稼働率、KPI可視化

製品により、ある機能、ない機能がありますので、TMS製品について、

「この機能だけはないと困る!」

と思う機能があれば、製品を提供する会社に聞いてみるのがよいでしょう。

物流のTMSの費用はいくらぐらい?納期は?

皆さん、費用が気になるところだと思います。 

当然このようなシステムは高価なのだろうと思われるでしょう。 

一から自社の業務に合うようにソフトウェア開発会社に依頼するパターンと、すでにある製品を買うパターンがありますので、分けてご紹介します。 

一から自社専用にカスタマイズされたTMSを作ってもらう 

もちろん、何を作ってもらうかと、どこの会社に作ってもらうかでピンキリです。品質もピンキリと言っていいでしょう。2026年現在、ソフトウェアプログラマーの人件費も上がっており、非常に高額を提示されることが多いと覚悟しておいたほうがいいでしょう。 

筆者のクライアントの会社では、誰もが名前を知る大手システム開発会社に配車表を作ってもらうように見積もりを取ったところ、 

「費用は初回の開発で1億円。納期は1年間。」 

と言われたそうです。初回の開発で、というのは、メンテナンスコストは別でということです。 

ソフトウェアというのは開発したら終わりではなく、メンテナンスにお金がかかるものなのです。なんのためのメンテナンスかと言いますと、 

「法律が変わった。」 

「ブラウザが変わった。」 

「ネットの仕組みが変わった。」 

というような環境の変化が多いので、そのたびにソフトウェアをメンテナンスアップデートしなければならないのです。それを考えると、初期に〇千万円、ランニングコストに数百万円ぐらいは見ておいた方がよいです。納期は早くて3か月以上でしょう。 

また、開発のために、担当者の時間がかなり割かれることも覚悟したほうがいいでしょう。 

その上で、システム開発に関する訴訟やトラブルというのは増えています。有名なところでは、「江崎グリコシステム障害」「NHKのシステム開発で日本IBMに54億円の訴訟」などの事件はご存知の方も多いのではないでしょうか。 

筆者はプログラマーとして長年働いていますが、システムを作ると言うのは大変な仕事で、自社のニーズに合わせて作ってもらうというのは何かとトラブルがつきものです。 

ここまでデメリットを多く語ってしまいましたが、メリットもあります。 

自社に合わせて作ってもらえば、自社の業務にフィットするシステムが手に入りますので業務の流れを変えずに、仕事が倍速で回るようになります。 

この方法は、資金力とマンパワーに余裕のある会社さんにオススメです。 

すでにある物流TMSパッケージを買う 

すでにあるパッケージ製品を導入するメリットは次の通りです。 

  • コストが安価 
  • すぐに導入できる 
  • 開発会社は配送、運送について知識を持っている 
  • 今後も機能追加が行われることが多い 

デメリットは次の通りです。 

  • 自社に合わせて作られたものではないので、自社の業務フローをシステムに合わせる手間が発生することがある。帯に短し襷に長しということです。 

いくつかの物流TMSパッケージ製品について調べてみました。高額なものもあれば、スマートフォンなどを利用した手頃な価格の製品もあります。 

セイノー情報サービス 納期:非公開 料金:非公開

NEC ULTRAFIX 納期:非公開 料金:非公開  

ODIN リアルタイム配送システム 納期:即納 料金:初期費用 19万5千円、月額費用 1アカウントにつき2800円 

納期・料金については、非公開のところが多く、問い合わせをしてみないと分からないというのが現状です。 

ODIN リアルタイム配送システムの見積もりを取る

TMSにはどんな機械が必要なの?

管理者側 … 今ドライバーさんがどこにいるか、などを見るだけであれば、パソコンだけで済むというケースが多いようです。

ドライバ―側 … デジタコ、ドラレコ、シガーソケットにさす機械、スマホなど

TMS導入で失敗しないためには

ここではTMSパッケージソフトを導入すると決めた場合に、失敗しないためのポイントをご紹介します。

TMSパッケージソフトの向いている業種を確認する

TMSパッケージソフトを導入する場合は、そのパッケージソフトがどの業界をターゲットにしているか確認したほうがいいでしょう。なぜなら、導入してから合わないなと感じても変更することは難しいからです。台数や、長距離なのか、地場配送なのかなども聞いておきましょう。

自社と似たような業種・規模で導入事例があるか、TMSパッケージソフトを販売している会社に聞いてみてください。

自社で試してみる

説明を聞いてある程度使えそうなことがわかったら、試してみましょう。運送の仕事は、100社あれば100通りのやり方があります。自社の仕事にあっているかは実際の現場で試してみるとよいでしょう。無料で試すことができるようになっているシステムを選ぶとリスクが少なくて済みます。

現場が反対することを想定する

現場が反発してシステム導入がままならないケースはよくあります。筆者がご相談にのるケースの約50%で現場が反発します。現場が反対するケースは大まかにいうと次のような理由があります。

慣れ親しんだやり方でやりたい

新しいことを覚えるのはイヤ

管理されることが増えて自由にやれなくなる

今までもシステム導入を試みて失敗した

配車がシステム化されると配車マンの仕事がなくなるのでは、という懸念から反発する

ドライバ―に複雑なことをさせたくない

システム導入を検討したが現場が反対して導入できなかったというケースは約15%の割合であります。つまり、35%の会社は反発があったが導入に成功しています。

対策としては次のようなことをやってみてください。

早いうちに現場へも話をしておき、根回しをする

現場のトップなどを巻き込んでおく

トップダウンで効率化にとりくむという強い意思表示をする

システム導入すれば一番楽になるのは現場なので、そのメリットを説明する

お試しをしてからの導入なので失敗はないと説明する

わかりやすい操作マニュアルを1枚ぐらいの紙で作り、ドライバ―にすることをわかりやすくする

TMSを販売している会社に相談する

TMSを販売している会社はそういう現場の反発に慣れているので、対策を教えてくれることがあります。

ODIN リアルタイム配送システムでは、製品と同じ機能を2週間無料でお試しできますので現場の不安を取り除いてから導入できます。

また、ドライバーさんにシステム導入を反対されることを見越してドライバーさんに渡すチラシなども用意しています。

TMSにはどんな機械が必要なの?

管理者側 … 今ドライバーさんがどこにいるか、などを見るだけであれば、パソコンだけで済むというケースが多いようです。

ドライバ―側 … デジタコ、ドラレコ、シガーソケットにさす機械、スマホなど

TMSを利用した事例

お酒の配送 株式会社SKLさんの事例

株式会社SKLさんでは、ドライバーが25人を超えてから、物量と人がどんどん増えてきて、管理が大変になったのでシステムを検討することになりまいた。具体的には、下記の問題を解決したいと考えていました。

株式会社SKL様 代表取締役社長 松永 様
株式会社SKL様 トラックの写真

具体的には下記のような問題がありました。

・配車マンが組んだ配車が不公平だという文句があった

・不正行為の噂(「○○さんがさぼっている」)

・日報の作成・管理が大変

株式会社SKL様

ODINの導入により、次のような効果が得られました。

・人の手人の目では管理しきれない部分が管理できるようになった

・ドライバーの抑制ができている

・ドライバー同士がお互いサポートするようになり、人間関係が良好になった

 

中小の地場配送におすすめのTMS「ODIN リアルタイム配送システム」

ODIN リアルタイム配送システムは5台~500台の運送・配送をお仕事にされている会社に最適なTMSです。いわゆる一般貨物自動車運送事業ではなくても卸売業、レンタル業、メーカー、小売り、産廃、建設業、食品など、車でどこかに荷物を運ぶ仕事に使われています。

TMSとは何か?という解説については、下記の記事もご覧ください。

TMSとは?物流の効率化に欠かせない輸配送管理システムを解説

資料請求、お問い合わせはお気軽にお電話でご連絡ください。

お問い合わせはお気軽にどうぞ

「大企業と違って機械の音声案内などはされず、電話がしやすいのがアットホームで良い。サポートが親切だったことも導入の決め手。」
– by 建設資材販売業のお客様

システムやアプリの導入はわからないことだらけで不安ですよね?
弊社ではODIN リアルタイム配送システムの専任担当者が、どのような操作をすればよいか、こんな場合はどうしたらよいか、などのお客様の不安を解消します。
また、サポート担当者と、システム開発者が机を並べ、緊密に連携を取って迅速にお客様へのご質問にお答えします。どうぞお気軽にご相談ください。

今すぐ疑問を解消したい方は、FAQも合わせてご覧ください。

TEL :045-306-9506 (平日 10時~19時)

(※複雑な配送計画の立案ができ、GPSでその実績を確認することができるシステムで、中小企業にも届きやすい価格帯で提供しているシステムという意味です。2025年弊社調べ)

お問い合わせ
サポートチーム

ODIN(オーディーン) リアルタイム配送システムについて
詳しく知りたい、まずは試してみたいなどお気軽にお問い合わせください。