配送管理システムとは?
主な機能として、下記があげられます。
倉庫管理システム
物流センターに入荷した荷物が出荷するまでの管理を行います。
詳細は<倉庫管理システムについて>をご覧ください。
動態管理システム
GPSの位置情報を用いて、ドライバーの現在地をリアルタイムに管理する事ができます。車両ごとの管理や、ドライバーごとの管理など予算や目的によって利用するシステムを選定します。
詳細は<動態管理システムについて>をご覧ください。
配送計画の作成
行き先を入力するだけでシステムが効率の良いルートを計算してくれます。効率よく配送先を回る事で、ガソリンの節約や残業の削減を行う事ができ、効率化につながります。
倉庫管理システムとは?
別名WMS(Warehouse Management System)と呼ばれます。
倉庫管理の主な作業は「入荷作業→入荷した荷物の検品→在庫管理・保管→流通加工→ピッキング作業→出荷する荷物の検品」です。
入荷作業
仕入先などから到着した荷物を仕分けし、管理を行う仕事です。
荷物と共に納品書や受領書などの紙類も受け取り管理します。
入荷した荷物の検品
荷物と入庫予定リスト、または納品書を見比べて相違がないか確認し、問題がない場合は受領書を処理します。
商品の品質や見た目に異常が無いか、注文数と数が合っているか確認します。
ここで明らかな初期不良などを見落とすとその後の顧客からのクレームや返品による損失に繋がります。とても重要な作業です。
最近は貨物情報をバーコードで読み取り、入庫伝票と一致しているか管理するのが主流です。
システムと連携する事により、リアルタイムな在庫状況を確認できるようになります。
倉庫内がカテゴリなどで収納先が分けられている場合は、仕分け作業も行う必要があります。
流通加工
流通加工とは、お客様にとっての「付加価値」を商品に加える作業です。また、流通するにあたり商品を扱いやすく加工します。
例えば商品の箱詰め(アソート)や、包装作業、服飾などのプレス加工。他にも値札を予めつけたり、ラベル貼りなどの軽作業を行います。
元々は、工場や販売の現場で行われていた作業ですが、効率やコスト削減を求めた結果、流通の過程で行われるようになりました。
ピッキング作業
出荷伝票や出荷一覧表を確認し、記載されている必要な商品を倉庫内から集めてくる(ピックアップする)作業です。
ここで間違った商品を取ってきてしまうと、注文されている商品と違うものを配送してしまう事になります。
紙と商品を目視するだけでは人為的ミスが発生しやすいため、バーコードなどを読み取り、正しい商品か確実に確認できる環境づくりが業務の効率化に結び付きます。
個別注文ごとのピッキング作業をシングルピッキング、複数の注文をまとめてピッキングすることをトータルピッキングと呼びます。
出荷する荷物の検品
ピッキング作業によって集めてきた荷物を、出荷リストなどと照らし合わせて数があっているか確認します。
また、外装に破損や以上などの問題が無いか確認します。
動態管理システムとは?
動態管理システムとは、社用車に車載したり、ドライバーに所持させたGPSをもとに、車両や社員の位置情報を記録・管理します。
結果を地図などに表示して、誰が今どこにいるのか見える化するのが一般的です。
無料のものから、業務用の高価なものまで価格帯は様々です。
機能についてもリアルタイムな位置情報の管理のみを行うシステムや、位置情報以外にも過去の履歴やメッセージを送る機能など様々な機能が備わっているシステムがあります。装置は車のソケットに着けるものや、スマートフォンのアプリで管理するもの、専用の機械を使うものなど様々です。現場の担当者や管理者の負担を軽減し残業の短縮や消耗品の削減などを実現します。
ステータス管理
現在誰がどこで荷下ろししているのか、移動中なのかリアルタイムに管理する事ができます。
いままでは該当者へ電話をかけて現在の状況や位置を確認していましたが、システムを見るだけで現在の状況がわかるようになります。
メッセージ機能
急な配送の依頼や指示が発生した際に現場担当者にシステムからメッセージの送付を行う事ができます。
その際に地図も併せて送付したりPDFを添付できる機能もあります。これによりドライバーの注意散漫が軽減され、効率がアップします。
日報の自動作成
GPSの位置情報を元に住所や総実働時間、休憩時間などを記録・管理し、自動で日報が作成できます。システムによっては残業時間も表示され、月の業務時間を過ぎた場合に通知するなど働き方改革を実現できます。
移動記録の履歴確認
自社の配送車がどの配送ルートで現在どこを走行していたのか、軌跡を記録として確認する事ができます。
その際に速度や通った道路がデータとしてわかるため、後から指導などで改善を行う事ができます。
従来の配送管理の問題点
配送ルート作成
荷物を効率的に配達するには、効率が良い配送ルートを作成する必要があります。
効率が良いルートをアナログ的に作成しようとすると、土地勘や配送先の状況が頭に入っている事が重要になります。
いままでは配送ルートを作成する際は、土地勘に強い現場の経験者が属人的に作成していたため、
担当者が不在の際に効率が良いルートを作成できない、配送ルート作成の負担を社内で分担する事ができず担当者が休めないという悪循環に陥りやすいです。
現在地管理
インターネットの普及により、WEBでのインターネットショッピングが身近なものになりました。
出荷される荷物は年々増え、ドライバーさんは配送するにあたり1分1秒を争います。
ですが、交通状況によっては渋滞に巻き込まれてしまったり、事故を起こしてしまったり、約束していた時間に到着が遅れてしまう事があります。
管理者はお客様から「まだ到着していない」と連絡が来た段階で初めて到着が遅れている事を知り、クレームに繋がるといった事が多くありました。
その後、管理者がドライバーに電話で現在地や状況を確認しますが、担当者と連絡がつかず、あとどれくらいで到着できるのかがわからない。また、運転中の通話は注意力散漫に繋がり危険であるといった問題点があります。
運転日報
安全運転管理者はその日運転した距離や開始時刻などを運転者に記録させる義務があります。日報の作成は法的な観点から見て「必須」です。さらに1年間保管しておく必要があります。
いままではドライバーにより各自手書きで書かれている事が多く、筆記用具などの消耗品が別途必要になりました。また、保管しておく必要があるにもかかわらず、紛失してしまう事も少なくありませんでした。
度々手書きで書かれた日報を元に給与計算や保管を目的としてパソコンに保管しようにも、
エクセルにデータを手入力する事務作業があったり、本当にその時間に現場へ行ったのか信ぴょう性が低いといった問題点があります。
「配送管理システム」で解決
配送ルート作成
「より良い配送ルート」が作成できると、ドライバーが効率よくルートを回れるようになり、残業が短縮したり、ガソリン代の節約や、1人当たりの配送量アップに繋がります。
結果として、人件費やコストを削減でき、利益アップを実現できます。配送管理システムを導入する事により、誰でも簡単に配送ルートを作成できるようになります。
予めその日の行き先の住所を入力するだけで、システムが複数の配送先を効率が良いルートになるよう計算してくれます。
これにより、土地勘のある経験者に頼らずとも社内の誰もが同じように配送ルートを作成できるようになり、属人的な業務から脱することができます。今までは担当者の勘や経験で作成していたものが、正確な地図の位置を元に客観的に作成・閲覧できるようになり、業務の効率化に働きかけます。また、システムによっては指定した台数で均等に配送先を分配したり、出発地点に戻る機能や、高速道路を加味した配送ルートを作成する事ができます。
近年、動態管理やデジタコにGPSが付くことで、ドライバーの位置情報はわかるようになりましたが、しかし、作成した配送計画に対して現在どれぐらいの進捗なのかまでわかる製品はほとんどありません。(2021年9月現在)
現在地管理
動態管理やデジタコにGPSが付くことで、ドライバーの位置情報がリアルタイムでわかるようになりました。
最近ではスマートフォンのGPSを用いた位置情報管理アプリの開発が活発です。以前は「配送管理システム」といっても実際はドライバーが出発して帰ってくるまで詳細がわかりませんでした。
トラブルが発生した際に管理者がドライバーに電話をかけても運転中や作業中などで繋がらず、今どういった状態なのかわからないのが大きな問題点でした。
ですが、配送システムを導入する事により、管理者はWEBシステムから地図を確認するだけで、どこにどのドライバーが居るのかリアルタイムにわかります。また、ステータス管理で現在トラックで移動中なのか、現場で作業中なのか一目でわかるため、電話をかける必要が大きく減りました。また、GPSの位置情報により、どれくらいに帰社するかおおよその時間がわかるようになりました。
これにより、帰社が遅い社員の仕事を早く戻ってきた社員が手伝うなど、社内でチームワークが生まれます。
運転日報
ドライバーはただスマートフォンを持っているだけで、スマートフォンのGPSの記録を元に自動で日報が作成されます。
これにより、ドライバーの負担が大幅に減ります。また紙やボールペンなどの消耗品のコスト削減に繋がります。
また、データとしてPDFなどで保存ができるため、万が一無くしてしまってもすぐ再発行する事が可能で管理が容易になります。
CSV出力などによりエクセルにデータ入力をする必要もなくなり、事務作業が大幅に短縮できます。
スマートフォンのGPSの記録を元に日報が作成されるため、記入される実績が正確なものになります。
配送管理システムの選び方
配送管理システムは大きく2つに分かれており、クラウド型とオンプレミス型があります。
クラウド型
インターネットを経由してシステムサービスを提供します。
クラウドサービスは、アプリケーションを持っていなくてもブラウザからログインする事により、インターネットを通してシステムの管理を行う事ができます。
会社で初めてIT化に取り組む場合は、クラウド型がおすすめです。メリット
社内にサーバーやサーバー管理者を配備しなくて良く、ユーザーによるメンテナンスが不要です。
また、サーバー機器などの購入が不要で、初期導入費用を低く抑えることができます。
また、既にあるサービスをそのまま利用できるため、開発期間を省略し素早く利用を開始する事ができます。
システムによっては設定やオプションが備わっており、簡単に設定を変更する事ができます。
また、システム障害が起きた際にシステム管理側が修正を行うため、短期間で復旧する事が多いです。デメリット
既にあるオプションや設定以外に関する変更に対して柔軟性が低いです。
障害が発生した際の詳細を知りたい際に、明確にわからない場合があります。
オンプレミス型
社内でサーバー構築をします。
クラウド型と比べて費用が高くなりますが、その分自社に合った幅広いカスタマイズが可能です。
社内に専用のサーバーやサーバー管理者を配備する必要があります。メリット
外部システムとの連携が行いやすく、自社に合った幅広いカスタマイズを自由に行う事ができます。
自社内にサーバーがあるため、システムへの接続スピードが高速です。
また、障害が発生した際に、自社内で解決するため、障害の詳細が明確にわかります。デメリット
自社内にサーバーやサーバー管理者を配備する都合上、どうしても初期費用が大きくなります。
また、構築する時間などがあるため、システムを利用するまでに期間が空きます。
ODINリアルタイム配送システムとは?
配送業のコスト削減、利益アップを追求。
中小企業の配送会社様に最適な「配送管理システム」です。
特長としてスマホのGPSの動態管理と、WEBの配送計画を連動し、
リアルタイムな進捗を把握できるクラウドサービスです。
スマートフォンがあればアプリをダウンロードしたその日のうちにすぐに利用開始をする事ができます。
安全なクラウドサービス
2021年の稼働率は100%でした。安心してシステムをご利用いただけます。
システムの一貫性
14日間の無料期間があるため「導入してみたもののイメージと異なった」などのミスマッチを防ぐことができます。無料期間中に使える機能は、成約後にお使いいただくシステムと全く同じです。
お客様のご要望に応えるため、新しい機能の開発、またはバグなどの修正のために弊社ではシステムのアップデートを頻繁に行っております。
自社内で制作しているソフトウェアだから迅速な対応が可能です。(2021年3月時点の実績です。)
選べるプラン
お客様の目的によって、適切なプランをお選びいただけます。
プラン名 ODIN動態管理 ODIN 配送計画 ODIN PREMIUM
(オススメ)初期費用 無料 19万円(税込) 19万円(税込) 管理画面利用料 無料 無料 無料 月額利用料(1ドライバー) 1,500円(税込) 2,400円(税込) 2,800円(税込) 動態管理機能 ○ × ○ 配送計画機能 × ○ ○
開発会社、株式会社オンラインコンサルタントについて
弊社ではサポート担当と、プログラマーが机を並べて仕事をしています。